学校事務職員として働くことを考えている方にとって、しっかり休みが取れるのか、休日出勤は多いのか、また有給休暇は取りやすいのか、という点はワークライフバランスを考えるうえで重要なポイントです。
学校という一般企業とは違う特殊な環境での働き方は、実際にはどうなのでしょうか?
現役の私立学校事務職員が、その実態を解説します。
休日の多さは一般企業の平均かそれ以上
学校事務職員の年間休日は、平均的な日数またはそれ以上が期待できます。
そのため、休みをしっかり確保したい、家族の時間がきちんと取れる職場がいい、という方にはオススメです。
世間的には学校業界は休みが少なく、ブラックな職場という認識がありますが、あくまで部活の顧問で土日に駆り出される教師の場合です。
事務職員は基本的には土日祝休み、土曜も授業日の場合は日祝+平日一曜日なんて学校もあり、多くの学校は完全週休二日制が取り入れられています。
そのため、年間で120~130日程度の休日が確保できると考えてよいでしょう。
また、学校の特色でもある夏休みや春休みなどの生徒の長期休暇中の出勤は学校によって分かれます。
学期中のように週休二日制の学校もあれば当番制で業務に問題がなければ週2~3日程度出勤すれば良しという学校もあります。後者であればお盆シーズンを避けて国内旅行、海外旅行も行くことができます。
休日出勤は学校行事や説明会運営等に限られる
休日出勤の頻度については、学校説明会の開催や入試などの学校行事の際には必要になることがありますが、それ以外の用件での休日出勤はほとんどありません。
これにより、家庭や趣味の時間を計画的に過ごすことができます。学校行事は年間スケジュールがあらかじめ決まっているため、事前に予定を立てやすいのも利点です。
ただし、広報・募集担当になった場合は土日に様々な外部説明会が行われるため、時期によっては毎週のように休日出勤があるので注意が必要です。
学校事務は有給休暇を取りやすい環境
昨今の働き方改革の波を受け、企業を中心にワークライフバランスの重視する動きがみられ、昔と比べると有給休暇はかなり申請しやすい世の中になっていると思います。
学校も同様で、教員に関しては授業に穴をあけることになるため体調不良や冠婚葬祭でないと休暇を取りにくいですが、学校事務職員は自分のペースで進める仕事が多いので、業務に支障がない限り比較的有給休暇は取れる環境にあります。
ただし、職場の雰囲気として有給休暇が取りやすいか、は企業と同様に上司の方針や同僚との信頼関係が影響するところはあるので、日頃からの関係作りが重要になることもあります。
人数が少ない職場だからこその注意点
学校事務職員はその多くは少人数で分業制で仕事を行っているので、自分のペースで仕事をこなすことができ、有給休暇や長期休みを取るために調整することも容易な環境です。
しかし、だからこそインフルや入院などで数日仕事に穴が開くと他の人では穴埋めが大変だったりするため、支障が起きないよう、起きてもほかの人が対応できるよう日頃からの情報共有が重要となります。
どうしても一人でテキパキとやってしまいがちですが、普段から他のスタッフと連携し、フォローし合う体制を整えることで、スムーズに休暇を取得することが可能になることでしょう。
まとめ
学校事務職員の働き方は、年間休日が多く、休日出勤も限られた機会に留まるなど、ワークライフバランスを重視する方にとって魅力的な環境です。
特に、夏休みや春休みなどの長期休暇中には出勤日数が減る場合もあり、旅行などの計画も立てやすいのが特徴です。
有給休暇も比較的取得しやすい環境ですが、少人数での業務遂行が一般的なため、日常の業務共有や同僚との信頼関係が重要となります。
結果として、学校事務職員は効率的に働きながら、充実したプライベートを楽しむことができる職種と言えるでしょう。
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