私立高校の学校事務職員を目指すにあたって、学校事務と関連が深いスキルや資格を持っているとそれだけ採用に有利に働きます。
では、どんな資格やスキルがあれば有利に働くでしょうか。
学校事務職員は、学校運営を円滑にするための様々な業務を担うため、多岐にわたるスキルが求められますが、今回は学校事務職員になるために持っていると特に有利な資格を5つ紹介します。
これらの資格は、応募時のアピールポイントになるだけでなく、実際の業務でも役立つものですので、学校事務職員を目指すのであれば、ぜひ取得に向けて勉強していきましょう。
学校事務職員になるために持っていたら有利な資格5選!
1. 日商簿記2級
学校事務は学校を円滑に運営するための様々な役割がありますが、その中でも特に学校経営の心臓部ともいえるのが「学校会計」です。
学校は人があっての業界ですが、その人に動いてもらうためにもお金の管理がとても重要となります。どこの学校でも必ず経理・会計の業務が行われるため、日商簿記はとても実用性の高い資格です。
そのため、日商簿記2級を持っていると、経理・会計業務の経験がなくても、一定の財務諸表の作成や予算管理などの会計業務をスムーズに行うことができます。
経理・会計募集の求人なら当然有利に働きますが、そうでなくても将来的にジョブローテの可能性もあるため、基本的に採用にプラスに働きます。
2. TOEIC高得点
昨今、急速に学校の国際化が進む中で英語力が重要となっています。
生徒募集面でも語学力の強化に力を入れている学校は強く、様々な国への留学や海外校との連携、留学生の受け入れなどがある学校は、職員に語学力があるととても重宝されます。
有名大学職員であれば語学力が当たり前の水準で求められたりしますが、高校ではそこまで浸透していないため、TOEICで高得点を取得していたり、その他語学力を証明できる資格や実績があれば、内定の確率をグッと上げることができます。
3. MOS(Microsoft Office Specialist)
学校事務職員の最も汎用的なスキルといえばパソコン技能です。
職員の仕事では、WordやExcelなどのMicrosoft Officeソフトを日常的に使用します。そのため、Wordで文書作成の経験がない、Excelで簡単な計算ができない、タイピングが遅いという人は敬遠されます。
MOSの資格を持っていると、これらのソフトを効率的に使いこなせるスキルを証明できるので、取得しておいて損はないでしょう。
4. 情報システム系資格(基本情報技術者・セキュリティマネジメントなど)
ITスキルが求められる現代の学校運営学校では、急速にICT教育の必要性が高まっており、比例してICT機器の管理・運用やネットワークを活用した業務も増えています。
少人数の職員で回しているため、基本的にそういったネットワーク系を扱える専門性のある職員はいません。そのため、何か不具合があれば業者に頼むことが多いのですが、最低限のパソコンやネットワーク知識がないと学校側で行うべき管理やトラブル対応すらままなりません。
情報システム系の資格を持っていると、IT関連の業務をスムーズにこなせることがアピールポイントとなります。IT系で苦労した経験のある学校にとっては、望まれる人材となるでしょう。
5. 社会保険労務士
汎用性ではなくピンポイントな資格となりますが、学校事務職員は教職員の労務管理や給与計算、各種社会保険の関連業務も多いため、社労士の資格があると高い専門性をアピールできます。
社会保険労務士の資格があれば、労働法規や社会保険制度に関する知識を活かして、教職員のサポートができるようになります。
また、学校業界は仕事のストレスから教員の休職が多かったり、経営者との労働トラブルも起きることがあるため、そういった相談を受けたり、働きやすい職場づくりの構築のために社労士のスキルが活かされる場面は往々にしてあります。
まとめ
学校事務職員として働くためには、幅広いスキルと知識が求められます。
日商簿記2級、TOEIC高得点、MOS、情報システム系資格、社会保険労務士といった資格を持っていると、学校事務職員として有用性をアピールできるため、採用の可能性を格段に高めることができます。
これらの資格は、応募時のアピールポイントとなるだけでなく、実際の業務でも大いに役立つものばかりです。学校事務職員を目指す方は、ぜひこれらの資格取得を検討してみてください。
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